心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

2013/07/21人材育成の考え方や方法

経営者と従業員との間でコーチングが上手くいかないケース

こんにちは。
“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

 

コーチングを学び、活用し、それが上手くいくケースとそうでないケースがあります。

 

特に部下育成については。

 

なぜでしょう?

 

 

天外伺朗さんのfacebookの投稿に参考になる記事がありましたので、ご紹介します。

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天外塾の塾生の間に「コーチング被害者の会」というのが出来ている。
 

長年コーチングの勉強をしてきたのに、

それを使うと社員との人間関係がかえって悪くなることに

気付いた人たちだ。

 

赤の他人だとうまくいくことが多いコーチングも、

経営者と従業員の間ではうまくいかないケースが目立つ。
 

・・・なぜか?・・・
 

経営者と従業員という絶対的な上下関係があること、

経営者が猫なで声で「積極的傾聴」を行っても、

心の底の「コントロール願望」がバレバレなためだ。
 

コーチングの基本の一つがロジャーズ派のカウンセリングなのだが、

カウンセラーには「共感的、受容的、自己一致」などの態度が

求められる。

 

私はそれに加えて、「コントロール願望がないこと」をあげたい。

 

「こうなって欲しい」「ここが治るといいな」などの思いは

セッションを破壊する。

 

経営者はどうしても思いが強いから、
コーチングのセッションを破壊することが多い。

 

これはじつは、「フロー経営」の失敗の要因とまったく同じだ。

 

従業員を信頼して任せてしまう、

という極めて簡単なオペレーションなのだが、
経営者が「コントロール願望」を心に秘めたままで

表面的にまかせても、中々うまくいかない。

 

それに気付くまで、私は3年以上かかった。
 

いまでは経営者の葛藤を軽減し、

「コントロール願望」に気づいてもらう事を

天外塾のメインワークにしている。
 

「エンカウンター」というのは、やはりロジャーズの発想なので

基本原理はカウンセリングとまったく同じだ。

 

「先生のお陰でとても深い気づきが得られました」という言葉を

期待しているファシリテーターは、間違いなく失敗する。
 

それも「コントロール願望」だし、自己顕示欲が強すぎるのだ。
 

セッションが終了して、

参加者はファシリテーターに挨拶をすることもなく、

素知らぬ顔で帰っていくようなら「存在のマネジメント」は成功だ。

 

少しさびしいが、これがエンカウンターの本質だ。
 

「先生のお陰で・・・」というのは、

まだやらされ感が残っている証拠であり、
「自分でやった」という意識に行けなかったことを意味している。

 

「存在のマネジメント」というのは、

自己顕示欲がある程度軽減していないと出来ないし、

自らの存在感を消して、

ニュートラルな精神状態を保てないとうまくいかない。

 

ファシリテーターは、どちらかというと宗教的な修行が必要なのだ。

 

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