2025/06/27

vol.200 自分そのものでいる「最強」の存在(2025.06)

『思ったとおりになったら、うれしいけど、そうならないことも、たくさんあるよ。

それって、あたりまえだよね。でも、自分でできることは、がんばるよ』(私・田

中伸一が息子・田中彰悟から感じたメッセージ)

 

 

田中様、こんにちは。アクシスエボリューション田中伸一です。

 

今回のメルマガは200号。私が独立した年の2008年11月にスタートし、毎

月発行し、ここまで続けられています。これも皆さまのお陰です。ありがとうござ

います。今月は息子の個展も開催中で、200号記念のメルマガでもあり、私の尊

敬する息子の特集になっています。読んでいただけると嬉しいです。

 

 

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■1 自分そのものでいる「最強」の存在

■2 息子の個展がメディアで多数報道されました!!

■3 あとがき

 

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■1 自分そのものでいる「最強」の存在

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2年前に発売にした拙著『お父さん、気づいたね! 声を失くしたダウン症の息子

から教わったこと』からの紹介です。

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息子・彰悟が12年間通った特別支援学校の高等部卒業式を終えてのシーンです。

 

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式を終えて教室に戻る。先生からお話があり、生徒一人一人に記念品の授与や写真

撮影があるが、彰悟はやはりマイペース。記念品は淡々と受け取り、カメラを向け

られても、ほかの子たちと違ってピースサインもなく、カメラも見ない。

 

教室での時間を終え、みんな校庭に出ていく。いよいよお別れのときがきた。あと

は家族で記念写真を撮って終わりだと思っていた。

 

ところが、「しょうちゃん」「しょうちゃん」と、同級生のお友だち何人もが彰悟に

声をかけてきた。

 

「しょうちゃん、一緒に写真撮ろう」

 

特別支援学校は何らかの障がいのある子が通っているが、彰悟と比べると、ほとん

ど普通の子と変わらないように見える子も多い。同級生だが、お姉ちゃんやお兄ち

ゃんのように見える。

 

彰悟は声をかけられても喜ぶ様子はなく、特に反応もしない。両手に記念品が入っ

た紙袋を持ち、紺色ブレザーの制服の上に厚手の黒いコートをしっかり着てたたず

んでいる。その彰悟を中心に、お友だちみんなが集まり記念写真を撮った。

 

みんなから愛されているんだ……。何も言わなくても何もしなくても、いるだけで

みんなを癒している彰悟。彰悟は存在そのものが愛なんだ。うれしくてまた涙があ

ふれてきた。最後の通知表の先生のコメント欄にも「クラスのみんなからも愛され

ていました」と書かれていた。

 

思えば、これまでにも「さようなら」と言われて、彰悟が手を振ってあいさつを返

すと、「手を振ってくれた! ありがとう」と喜ばれた。逆に彰悟がまったく無反

応でも「今日はあいさつしないんだね~」と、挨拶しても、しなくても、まわりは

みんな笑顔でうれしそうにしていた。

 

校庭でお友だちの一人が彰悟のことを「最強だね」と言っていた。彰悟はいつも自

分そのものでいる。人に認められたい、ほめられたいという欲求はない。まわりが

どうあろうと、うれしいときはうれしい。イヤなときはイヤ。誰にも左右されない。

その純粋さは最強だ。

 

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息子のお陰で、私の仕事、価値観、人生が大きく変わりました。それは息子が「何

をしたから」というわけではなく、数々の困難を生き抜き、息子の存在そのものが、

自然と私を導いてくれました。磨かれた魂で愛として生きる息子の父でいられて本

当に幸せです。

 

 

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■2 息子の個展がメディアで多数報道されました!!

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今月開催中の2年振り4回目となる息子の個展『ART THE SHOGO』、

今回も新聞4紙、テレビはNHKのニュースで報道していただました!!

 

ブログでもそれぞれ紹介しています。

 

【読売新聞に個展の案内記事が掲載!!】

こちらは、個展が始まる前の5月末の案内記事です。

 

【毎日新聞の記事に『家族に寄り添う幸せ 声失ったダウン症と共に 気づいた価

値観 広がる共感』】

毎日新聞の記事は、息子の個展の紹介記事でもありますが、障がいのある息子の存

在により、私の価値観や生き方が変化したことが記事の中心になっています。

毎日新聞のネット記事がヤフーニュースやLINEニュース等にも転載され反響も大

きく、私も色んな方から「記事を見ました」とお声掛けいただきました。

 

【朝日新聞の記事に『自由気ままに生き生き描く』】

 

【NHK福岡のニュースで息子の個展が放送されました!!】

NHKのお昼のニュースと夕方のニュース「ロクいち!福岡」で2回放送されまし

た。個展の様子や私のインタビューを約2分、いい形にまとめていただいています。

ブログのリンクからご覧いただけると嬉しいです。

 

【西日本新聞の記事に『躍動感あふれる書と絵』】

 

 

メディアを通して、息子の存在を知っていただき、個展に来ていただいたり、ブロ

グや本を読んでくださったりする方もいて、私が伝えたいことが多くの方に伝わり、

本当にありがたく嬉しい限りです。

 

リンクサイト是非、ご覧ください。

 

 

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■3 あとがき

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息子のお陰で、私の人生が大きく変わり、好きな仕事をしてお客様にも恵まれ、家

族との時間や自分の好きなことを大事にして生きていけるようになりました。本当

にありがたいです。

 

好きなことの一つが野菜作りで、市民農園を借り自然農法をして14年目。

この1か月は、中晩生タマネギの収穫、夏ダイコン、インゲン、キュウリ、フルー

ツトマトにミニトマト、そしてトウモロコシの収穫と、いつも新鮮な野菜が食卓を

彩ってます。これもありがたいです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

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