心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2013/08/27

vol.58 手放せば、人間関係がうまくいく (2013.08)

『私は、どんな人にあっても、まずその人の中にある美しいものを見るようにして
います。この人のなかで、いちばん素晴らしいものはなんだろう? そこから始めよ
うとしています』(マザー・テレサ)

 


こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

最近、一人でいる時は、心臓の鼓動がゆっくりになったような、時間がゆっくり、
穏やかに流れているような、そんな気がしています。ここ2、3カ月仕事が忙しく
ても、意識的に瞑想や自分との対話に時間を取るようにしているせいか、少食を意
識しているせいでしょうか。(食欲はあるので、少食は簡単ではありませんが^_^;)

 


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■1 手放せば、人間関係がうまくいく
■2 親の関わりで子どもは変わる
■3 あとがき

 

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■1 手放せば、人間関係がうまくいく
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『わたしは「いま、この瞬間」を大切に生きます』(エックハルト・トール氏著)
からの紹介です。

 

 

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人間関係において、「手放すこと」を、具体的にどのように実践すればいいのか、
例を挙げて説明しましょう。

 

たとえば、パートナーなどの身近な人と、もめごとの状態にあるとします。そんな
時には、まず、自分の言い分が攻撃された時に、いかに自分が防衛的になるか、ま
たは、相手の言い分に対して、いかに自分が攻撃的になるかを、観察してください。

 

自分が自説に固執している、という事実を知りましょう。
「自分は正しく、相手は間違いでなければならない」という考えの原動力になって
いる、感情、思考のエネルギーを感じましょう。

 

それが、エゴ的思考のエネルギーです。エゴ的思考の存在をきちんと認識し、十分
に感じれば、それを意識に変容できるのです。


こんな具合に自分を観察していると、口論の最中に、防衛、攻撃以外にも選択肢が
あることに突然気づき、感情的リアクションを止めてしまうかもしれません。

 

これが、「手放すこと」です。

 

ただし、リアクションを止めるというのは、心の中で「わたしは、子供じみた無意
識を超越しているんだ」と言いながら、「そうそう、君の言うとおりだとも」と、
口先だけで負けを認めることではありません。

 

これは、相変わらず抵抗がそこにあり、優越意識を持ったエゴ的思考にコントロー
ルされている状態です。

 

ほんとうに「手放す」には、エゴ的思考と感情をすべて放棄しなければなりません。
心が驚くほど軽やかになり、深い平和に包まれているとはっきり感じられるならば、
「手放すこと」の境地に到達できたしるしです。

「手放すこと」をしたあとに、相手の行動が、どんなふうに変るのか、観察してご
らんなさい。思考から解放された時、やっと真のコミュニケーションがはじまりま
す。

 

「手放すこと」は「抵抗しないこと」と言いかえることもできます。ただし、「抵
抗しないこと」は、必ずしも「なにもしなこと」を意味するわけではありません。
わたしの言う「抵抗しないこと」は、どのような行動も、感情的な反応にならない
ということです。

 

「相手の力に抵抗してはならない。身をゆだねることで打ち勝つのだ」という、東
洋の格闘技の奥義である深遠な知恵を、胸に刻んでおきましょう。

 

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自分の心の内面を十分に感じると、感情は解放されて、不安や不満、イライラは解
放されていきます。
その時に注意することは、その自分の感情に良い悪いの判断をしないこと。
「今の私はそういう感情を感じているんだね」と否定も肯定もせず、受容すること
です。

 

これを継続していくと感情的な反応が少なくなり、「手放すこと」にもつながって
いきます。そして、ここから穏やかで愛に満ちた本当のコミュニケーション・人間
関係が始まっていきます。

 

 

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■2 親の関わりで子どもは変わる
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1年前の出来事です。

 

自宅で餃子をつくっていると、娘(当時高校3年生)が手伝いに。

 

私が餃子の具を皮で包んでいるのを見て、娘も皮で包みます。

 

娘の様子を見ていると、上下の皮を一緒に波打たせて包んでいたので、
ちょっと違うなと思い、見本を見せながら「こうやって包むんだよ」と言うと。

 

娘は「・・・」。

 

手伝うのをやめてしまいました。

その後、私が餃子をつくっていても一度も手伝うことがありません。

 

その状況から、その時の娘に対する関わりを反省。
私がセミナーや研修で伝えている関わりと私自身がやっていることと違うなと。

 

本来なら、せっかく娘が手伝ってくれたので、
そのことを喜んだり、感謝したりするのが一番で、
包み方は任せればよかったな~と。
その娘の包み方で、餃子を焼き、食べればよかったな~と。


そこで、もし娘自身、包み方が気になれば聞いてくるだろうし、
その時に包み方を教えればよかったな~と。

 

そして、先日夏休みで東京から帰省した娘に「謝りたいことがある」と言って
そのことを話すと、笑って聞いてくれました。(*^_^*)


子どもとの関わりって学ぶ事がたくさんあります。

 

 

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■3 あとがき
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冒頭のマザー・テレサの言葉には、その前後があります。


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私たちは、この世で大きいことはできません。
小さなことを大きな愛をもって行うだけです。
平和は、笑顔をから始まります。
あなたに出会った人がみな、最高の気分になれるように、
親切と慈しみをもって人に接しなさい。
あなたの愛が表情や眼差し、微笑み、言葉にあらわれるようにするのです。


私は、どんな人にあっても、まずその人の中にある、
美しいものを見るようにしています。
この人のなかで、いちばん素晴らしいものはなんだろう?
そこから始めようとしています
そうすると、かならず美しいところが見つかって、
私はその人を、愛することができるようになって、
それが愛のはじまりとなります。


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素晴らしい言葉で、その深い想いが伝わってきます。
この言葉を実践できるような人に近づけるよう、毎日この言葉を読み返しています。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。


皆様に、すべての良きことが向かっています!

 

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