こんにちは。
“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。
私のセミナーに数回参加された方からメールをいただきました。
セミナーでの内容を実際の職場の部下育成に活用されて大きな変化があったようです。
本人のご了解を得たので紹介させていただきます。
=====================================
半年前に私の職場に入ってきた新規参画メンバー(Aさん)のことです。
Aさんの前の職場の上司からこう言われ、
私の方で引き取ってくれと依頼を受けました。
「勤怠が悪く、しかも電話一本も入れない。
また、お客様の前にも出せない要員だ」
はっきり言って、そういう人を受け入れるのは
不安や戸惑いがありました。
Aさんは、そういった周りの状況も知らず私の職場に入ります。
私の職場に入ったAさんを見ると全然普通で、
前提で聞かされてきた内容とは違うな、
聞かされた人の偏見があるんじゃないの、
と思いました。
若干、休むこともありましたが、
前の職場のように連続して休むことは、ありませんでした。
これはなぜか?
立場上、興味津々で状況をよく見てみました。
Aさんが入ってしばらくしての、いつもの職場の風景です。
「Aちゃん、ちょっとこういう風にやってみようか」
(これは、うちの職場のリーダーで、ちょっと小生意気な奴です)
「Aちゃん、今日は、これを仕上げなきゃいけないんで
やってみようか」
(これは、うちの職場で一番若いメンバーです。
いつもは引っ張られる立場のメンバーが引っ張っているのです)
「Aちゃん、なるほど、なかなかいいこと言うね」
(これは、リーダーシップが今一でこの先大丈夫かなと
思っていたメンバーです)
大げさに言うとAさんが職場を変えたのです。
人に何かを与えたのです。
Aさんは頭はいいのですが、
これまで対人面でコミュニケーションの薄い職場で、
自分自信を見失っていたかもしれません。
でも、持ち前の緻密さは持っています。
それは私は見逃しませんでした。
逆に何かあった場合は、チームのみんなに伝えるつもりでした。
でも、彼の仕事ぶりをみて、みんなわかっていたのです。
(はっきりいって、私のとりこし苦労でした。それが一番の感動です。)
今まで、知らなかった自分のチームの良さ、さりげない一声、
メンバーの成長に驚かされました。
また、自分自身の人の素晴らしさに気付かなかった恥ずかしさを
素直に感じました。
私は彼に助けられたかもしれません。
(いやチームのみんなでしょうか)
いままで気づかなかったことを気づかせてくれたことに感謝してます。
自分の目の前に起きている出来事は、
自分自身の見方、接し方によってこうも変わるのかと思いました。
きっかけを与えてくださり、本当に感謝いたします。
=====================================
このメール読んでいて、心がジーンとしてきました。
本当にうれしいです。