心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

2009/03/26人材育成の考え方や方法

コーチング、まずは信じる

コーチングは「コミュニケーションを通じて、相手に気付きを与え自発的な行動を促し、目標達成をサポートするシステム」と言われています。

そのためにいろんなスキルがあります。聞く、承認、質問、提案など。

どれも相手の能力を引き出すためには必要なスキルです。

本やセミナーで、コーチングスキルを学んでいる方も多いと思いますが、そのスキルを使う前提として、重要なのが、コーチする側のあり方です。

まずは相手を信じること。

例えば、質問で、「これについてどう思う?」って聞いても「どうせ分からんやろう」と思って聞くのと、「相手が答えを持っている」と信じて聞くのでは、全然変わってきます。


<部下を信じている場合>

上司  「これについてどう思う?」

部下  「・・・(沈黙)。わかりません。」

上司  「じゃあ、こういう角度から考えたら、どうかな?」

部下  「そうですね。それなら○○○」

と上司は部下にいろんな角度から質問し、答えを引き出そうとします。


<部下を信じてない場合>

上司  「これについてどう思う?」

部下  「・・・(沈黙)。わかりません。」

上司  「これも、わからんのか。お前はダメだな。」

部下  「・・・(沈黙)」

となり部下は自信喪失、または反発心が起きます。


部下を信じなくなった時点で、もう関係は終わりです。
思いは必ず、いつかは伝わります。

どんな人でも良いところや悪いところはあります。
問題はどこを見て、どこに可能性を見出すか。

どんなことでも、認められれば人は嬉しいものです。
まずは、相手を認め、信じることからです。
 

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