先日2日間に渡り、部下育成面談のサポートを行いました。
一般的には、上司・部下の面談は、
上司から部下に対しての評価や指導の一方向の話になりがちです。
これも、部下から厚い信頼のある上司なら、それなりの効果はあるのですが、
部下が自分で考えて行動するサポートにはなりにくいです。
私のサポートは、まず上司への30分の事前コーチングを行い、
最初に、面談をするにあたっての上司自身の部下との関わりを考えてもらっています。
・部下にどうなって欲しいか?
・そのために、これまで上司として何をしてきたか?
・今後、上司として部下に何ができるのか?
上司自身が自らを深く振ることができると、
今後、上司としてどうすればいいかが明確になっていきます。
その後、それに連動して、部下育成面談のポイントやゴールを明確にしていきます。
私との事前コーチングが終わると、部下が入室し、上司から部下への育成面談を50分。
ここでは基本的に上司が面談を進めますが、状況によって私が話に入ることもあります。
部下が自分自身を振り返ってもらえるように、上司には基本的には聞き手になってもらい、
そのための質問項目もお伝えしています。
上司から部下に伝えたいことが色々とある場合も、要点を絞って簡潔に伝えてもらい、
部下が受け入れやすい工夫もお願いしています。
最後は部下が退席した後、私から上司への面談の進め方のフィードバックを10分間で行います。
育成面談のポイントは色々ありますが、基本は、上司が部下の想いをしっかりと聞き出すこと。
今回の面談でも、それぞれの上司・部下とも日常の仕事ではない気づきが生まれ、
新たな目標に向かって進むきっかけになりました。
次回の面談サポートも楽しみです。