心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2020/11/24

vol.145 相手を理解しようとする人は、相手の影の部分も認められる (2020.11)

『怒りを持ち続けるのは、熱い石炭を誰かに投げつけようとして持っているような

もので、やけどをするのは自分なのです』(ゴーダマ・ブッダ)

 

 

こんにちは。“魂に寄りそうコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

 

10月31日に嘉麻市社会福祉協議会様で講演し、ケーブルステーション福岡様に取

材していただき、嘉麻市のケーブルテレビで放送されました。放送時間は4分。

ご覧いただけたらと思います。

 

 

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■1 相手を理解しようとする人は、相手の影の部分も認められる

■2 このままじゃダメとか、嫌いとか、自分を否定しない息子(ブログより)

■3 あとがき

 

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■1 相手を理解しようとする人は、相手の影の部分も認められる

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『プロカウンセラーの聞く技術』(東山紘久氏著)からのご紹介です。

 

 

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聞き上手は、相手の言う内容がどのようなものであろうと、そこには一理あること

を認識しています。成長とは、悪をすることではないのですが、悪を受け入れる面

をもっています。

 

「酸いも甘いもかみわける」「清濁合わせ呑む」という言葉は、成熟した器の大き

い人を示す言葉です。あなたがイメージする人物はどのようなものでしょうか。お

そらく少しお歳を召し、おうように構えられて、人の話をゆったり聞くような人を

イメージされたのではないでしょうか。

 

相手の話をよく聞こう、理解しようとする人は、正しいことにのみ目を向けるので

はなく、人間の弱い部分、影の部分に対しても理解があるのです。いわゆる評論家

や正しいことばかりを言う識者とは違い、相手の悪い部分や弱い部分、影の部分も

認められるということなのです。

 

人の深い部分に触れるということは、どうしても影の部分に触れることになるので

すから。

 

影の部分のような深い領域まで入って話を聞くことになると、評論家的な態度では

すまなくなります。聞くほうも自分をかけて聞かなければならない場面に何度か直

面します。

 

家族の話でも「うわの空」では聞けないような状況になりますと、当人だけでなく

家族全員が、お互いの影や弱点を受け入れて、それを乗り越えなければならなくな

ります。このような状況でも、まだ「お前が悪い」と悪いことを自分以外の人に押

しつけていると、やがて家族全体が崩壊していきます。

 

システムはいつもなんらかの弱点を含んでいます。悪いところを人の責任にばかり

していては、その組織はやがて崩壊します。人の話を聞くことは、聞き手にとって、

話し手と弱点をどこかで共有することを意味しています。これが聞くことのたいへ

んさの一つでしょう。

 

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正しさを超えて、相手の弱い部分も受け容れる。それが相手を理解すること。その

前提として、自分の弱い部分も認めて、受け容れる。自己受容を深め、他者受容に

つなげ、よりよい人間関係をつくりたいものです。

 

 

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■2 このままじゃダメとか、嫌いとか、自分を否定しない息子(ブログより)

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自分のことをどう思っているかで、生きやすさが大きく変わります。

 

息子は障がいがありできないこともたくさんありますが、自分自身のことを

「このままじゃダメだ」とか、「嫌いだ」とか、自分を否定することはありません。

 

今の自分をそのまま受け容れ、毎日の生活を楽しんでいます。

苦しいこともありましたが、生きづらいとは思っていません。

 

私もうまくいかないことがあっても「これでいいんだ」とその状況や感情を受け容

れることができるようになってきて人生を前向きに楽しめるようになりました。

 

どんな自分であっても、そのままの自分を受け容れることを『自己受容』といいま

す。

 

私は意識して自己受容に取り組んできましたが、息子を見ていると小さい頃から自

然に自己受容できているように思えます。

 

息子との心の対話です。

(※私の妄想かもしれません。実際には会話できませんので)

 

私「しょうちゃん、自分のこと嫌になることないの?」

 

息子「ないよ」

 

私「なんで?」

 

息子「だって自分で自分の人生を選んできたから」

 

私「苦しいときもあるよね?」

 

息子「うん」

 

私「その時はどうなの?」

 

息子「苦しいときは苦しいけど、その体験を感じるの。それで自分がダメとか、自

分がイヤとか、はないよ。ぼくはぼくだから。全部ぼく、全部を体験して感じるの。

楽しむの」

 

私「そうだね」

 

生きるって自分の人生を体験し感じきること。

 

不安や怖れも全部を受け容れ、充分に感じきると私たちの本質・愛だけが残ります。

その愛にそって自分の人生をまっとうするのみ。

 

息子を見ているとそう感じます。

 

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■3 あとがき

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今年も残すところ1カ月と少し。今年はコロナの影響でイベントや旅行などあまり

行けませんでしたが、近場で紅葉など楽しんでいます。

 

市民農園の野菜も、サツマイモの大収穫を終え、ダイコン・カブ・ホーレン草・春

菊の収穫の時期になりました。自然を感じ、自分を感じ、毎日を丁寧に生きていこ

うと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

 

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