心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2022/09/29

vol.167 目的を持たないという生き方(2022.09)

『弱くていいのだ。ダメでいいのだ。ダメだから人に救われるし、救われたら人を

救おうと思うのである。こうしてダメがダメを救っていく。世の中を回しているの

はお金じゃなくて「ダメさ」「弱さ」であっていいんじゃないか』(稲垣えみ子さん)

 

 

こんにちは。アクシスエボリューション田中伸一です。

 

『めざましテレビ』に映りました! 遠くからチラッとですが(笑)。先日、映画

ガリレオ『沈黙のパレード』のイベントがJR博多駅前広場であり、大好きな柴咲

コウさんに会うために行ってきました。テレビカメラも何台か入っていて他の情報

番組にもチラッと映っていました。ブログに写真があるので、是非ご覧ください。

 

 

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■1 目的を持たないという生き方

■2 息子の用心深い性格はどこから来ているのか?(9月18日ブログ)

■3 あとがき

 

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■1 目的を持たないという生き方

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知的障がい者支援施設しょうぶ学園統括施設長の福森伸さんのご著書『ありのまま

があるところ』からのご紹介です。

 

 

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目的を持つ、持たないということについてもう少し考えてみる。

 

一般的には、目的を持ってそれを達成するために努力することが良いとされている。

たとえば、自転車で坂道を漕いで厳しい峠道を超えるとする。体力と精神力を鍛え

る美学がそこにある。大切なことは、目的を持つことなのだ。

 

一方で、平坦な海沿いの気持ちいい風の吹く道路をスイスイと走るサイクリング。

どこに行くのかわからずに目的地もなく、ただ無理なく走る。雨が降れば軒下で雨

宿りする。その先には目的地がないからがんばることはない。上り坂になったらゆ

っくり押していけば良い。

 

目的を持たないということは、身体の求める方向に素直に従って生きることであり、

決して怠慢な生き方ではない。自分の知っていることに頼って素直に行動すること

だから、自然体であり波風の立たない生き方になる。

 

ただペンを走らせる。ただ縫い続ける。ただ彫り続ける。

 

その先には作品としての完成もない。評価もいらない。心がざわつけば不穏になる。

嬉しいと笑顔になる。修行もしていないのに心と身体が合致している生き方。目的

を持って必死にそこに向かう生き方もいいけれど、目的を持たないという美意識に

私は憧れる。

 

誰しも物事に逆らわずにやりやすいようにする時にはやりづらさや不自由さは生

じないし、何よりも幸せそうに見える。自分の価値観が変わると物の見え方が変わ

ってくるから不思議だ。

 

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著書の福森さんは、施設の知的障がい者との生活の中で価値観が変わっていきます。

私も知的障がいのある息子と接する中で、価値観が大きく変わってきたので、この

本は「そうそう」と共感するところばかりでした。

 

目的を持つ生き方、目的を持たない生き方。

私自身は目的を持つ生き方の方の比重が高く、息子はその私の目の前で、目的を持

たない生き方の素晴らしさを見せてくれています。お陰で、少しずつですが、息子

の慌てず、焦らず、自然体で幸せそうな姿に感化されて、私も自分の内面の素直な

気持ちに従って生きていけるようになりつつあります。

 

どちらも大切な生き方だと思いますが、その時々の自分の状態を自覚して、バラン

スの取れた生き方をしていきたいと思います。

 

 

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■2 息子の用心深い性格はどこから来ているのか?(9月18日ブログ)

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息子は歩くのがゆっくり。

階段の上り下りも一段一段ゆっくりです。

慌てたり、急いだりすることはありません。

 

階段は私と一緒のときはいつも私の手を握りますし、

(私自身、息子と手をつなげるのは嬉しいので)

握れない時は手すりを持っています。

(息子は手すりがあれば、私の手を握らなくてもOKなようですが)

状況によっては壁に手をそえたりして、

階段で両手がフリーハンドのときはありません。

 

かなり用心深いです。

 

振り返ってみると息子がつまずいたり、転んだりしたことを見たことがありません。

そういう性格だと思っていたのですが、

よくよく考えてみると、そうならざるを得ない状況でした。

 

というのも息子は声を発することができません。

赤ちゃんのときから泣いても泣き声は出ないし、

誰かが見ていなと、気づいてもらえません。

 

転んでケガをしても、何かにぶつかって痛い思いをしても

「あっ」とか「痛いっ」とか声が出せないので、

人が見ていないと気づいてもらうことは難しいです。

 

小さい頃は、妻がずっと息子を見ていましたが、

学校(特別支援学校)に行きだすと状況は変わります。

 

先生が見てはいるものの、ずっと息子から目を離さないのも難しく、

元気なお友達とかかわることも多いため、

ちょっとぶつかったりすることもあったかもしれません。

 

ひょっとすると周りの誰にも気づかれずに、

「いたいな~」と身体のどこかに痛みを抱えていたかもしれません。

 

我慢強いのも息子の特徴です。

 

そういう状況の中で、息子が自分の身体を守るためには、

用心に用心を重ねてゆっくり歩いたり、

階段など不安定になりがちなところは、

必ず手すりを持つようになったんじゃないかと思います。

 

息子の用心深さと我慢強さのレベルはかなり高いです。

 

人の性格は3つの要素によってできていると聞いたことがあります。

 

1つ目は、持って生まれた気質。

2つ目は、生まれ育った環境。

3つ目は、運。

 

どれも自分の意志で、コントロールすることはほとんどできないのですが。

 

性格の成り立ちも過去を振り返ってみると色々と気づくことも多いです。

 

 

 

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■3 あとがき

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今回紹介した『ありのままがあるところ』は全編共感するところばかりの本でした。

 

しょうぶ園では、工芸品やアート作品を作っていて、当初、著者の福森さんは他者

から認められる作品づくりを目指していました。しかし、作品をつくっている障が

い者の姿を見ているうちに価値観が変わっていきます。作る行為を楽しむそのまま

でいいのではないかと。

 

私の息子も障がい者向けの書道教室や絵画教室に通っていて、何かを書こうという

目的は持たず、ただ純粋に楽しんでいます。

 

特に前回の書道教室は自由すぎて、筆を上下にフリフリ、墨入れを上下にフリフリ、

白い半紙を教室の空きスペースに並べまくり、息子にとって天国ぐらいな書道教室

でした。その様子をブログ記事にもしています。是非ご覧ください。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

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