心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2019/02/28

vol.124 伝えたい言葉はあるか (2019.02)

『人間の真価はなんでもない小事に現われる』(安岡正篤先生)

 

 

こんにちは。“魂に寄りそうコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

 

私の目標としていることの一つが本の出版。昨年から本の出版に向けて、出版ゼミ

に通ったり、言葉を磨いたりしながら色々と取り組んでいます。そして、現在出版

に向けて、編集者様とお話しできるところまできました。詳しくは本文をお読みい

ただければと思います。

 

 

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■1 伝えたい言葉はあるか

■2 出版企画で感じた「人生はプロセス100%」

■3 あとがき

 

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■1 伝えたい言葉はあるか

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現在ベストセラーの『1分で話せ―世界のトップが絶賛した大事なことだけをシン

プルに伝える技術』(伊藤羊一氏著)からのご紹介です。

 

 

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これまで私は、うまく1分で話を伝えるために構造はどう作ればいいかとか、それ

で相手を動かすためにどうしたらいいかといった、いわば人に何かを伝えるために

必要な「技術的な側面」を中心に話してきました。

 

もちろん、これらの技術は、とても大事なことです。技術がしっかりしていなけれ

ば、人にはなかなか伝わりにくいのは確かです。しかし、人に何かを伝え、動いて

もらうために一番重要なことは、当たり前ですが、あなたの「想い」です。

 

あなたは、人にプレゼンをする際、どんな思いをもって臨みますか。自分の存在す

べてをかけてプレゼンに向かいますか。このプレゼンは世界を変える!と思って向

かいますか。そこまではいかなくても、このプレゼンの内容について、自分は世界

で一番自信をもって伝えられるという気持ちで伝えますか。

 

私が言っていることは、大げさでしょうか。私は決してそうは思いません。少なく

とも、自ら起業して、自らの創り上げたサービスやプロダクツで世界に打って出よ

うとするスタートアップの創業者たちは、皆こんな思いでプレゼンしています。

 

私自身も、人に何かを伝えて、動いてもらおうとプレゼンする時は、常に「わが存

在をかけてこのプレゼンをする」という気持ちで向かいます。

 

もし、このくらいの気持ちを持たずに人に何かを伝えて、動いてもらおうと思って

いるなら、考え方を変えたほうがよいかもしれません。

 

たとえば、「いや、これから説明しようとすることは、正直あまり自信がありませ

ん。ですが、仕事なので、プレゼンしろと上から言われたのでご説明します」と言

われてプレゼンが始まったとしたら、聞き手はその人の話を聞くでしょうか。

 

そんな思いでプレゼンされても、聞く気が失せるのではないでしょうか。私が聞き

手だったら、その瞬間、「だったらもう時間がもったいないから、やめてくれ」と

プレゼンをやめさせることでしょう。

 

では、言葉ではそのように言わなかったとしても、内心、そんな風に思っている人

がプレゼンをしたら? そういう気持ちは、必ず視線や声のトーン、そして内容に

現れます。だとしたら、やっぱり結果は同じです。

 

ですから私たちは、やっぱり「自分の存在をかける」くらいのつもりで、聞き手に

伝えなければいけないのではないでしょうか。

 

自分の存在をかけて、ということがイメージできないとしたら、少なくても、「こ

れから伝えようとしていることは、自分が一番詳しいし、自分はそのコンテンツに

一番自信を持っているし、一番好きだ」くらい強い思いを持ち、その思いを聞き手

にぶつけることが不可欠です。

 

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どんなことでも前提となる「想い」が一番重要で、「想い」をより活かすために技

術を磨き高める。前提の「想い」がしっかりしてないと技術も空回りしてしまいま

す。部下の指導・育成も、子育ても、どういう風に伝えるか以上に、どういう想い

で伝えるか。仕事や人生そのものにも共通して言えることだと思います。

 

 

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■2 出版企画で感じた「人生はプロセス100%」

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私は常々「人生はプロセス100%」と思っています。

もちろん何かの結果を出すということも大切なことなので100%は言い過ぎか

もしれませんが、それでも90%以上はプロセスの方が大事です。

 

私は数年前から本を出版したいと思っていました。

本の内容は、障がいのある息子・彰悟からたくさんのことを学び、息子のお陰で私

の人生が大きく変わったこと。それは多くの人のお役に立てると思ったからです。

 

昨年秋からブックオリティ出版ゼミに通い始めました。

https://bookquality.co.jp/

主催はサンマーク出版でベストセラーを連発し、日本と米国で史上初のミリオンセ

ラーを出した唯一の編集者でもある高橋朋宏さん。小手先の「やり方」やうわべだ

けの「見せ方」ではなく、著者として「あり方」が学べる本気の出版ゼミです。

 

私の出版企画は、個人的な体験がベースの「ノンフィクション読み物」。有名人な

ら売れる分野の本ですが、無名の私が出版するには、かなりハードルが高い分野の

本です。

 

編集者が私の企画が売れると思ってもらえば出版に繋がりますが、売れないと思え

ば出版できません。もし出版できる道があるとそれば、「売れないかもしれないが、

それでも田中さんの本を出したい」と編集者の心が動くこと。

 

それに向けて、想いを深め、言葉を磨き、「出版企画書」と「はじめに(サンプル

原稿)」を作り、2月16日・17日の2日間で、12名のベストセラー編集者を

前にプレゼン。

 

「出版企画書」「はじめに」を提出期限直前の数分前まで推敲し続け、プレゼンは

原稿を考え、何度も練習・録音し聞きなおし、原稿の修正をし続けました。それで

も、プレゼンはこれでいいのだろうか? 3分という短いプレゼンで何をどう伝え

ればいいのか? 当日朝になっても私自身満足できる原稿ができません。

 

出版ゼミ生36名が順番にプレゼンする中、私の2人前の人がプレゼンしている時

に、ふと「これだ!」と言葉がひらめき、それをプレゼンに盛り込もうとメモ書き

しました。あとは、プレゼンをしている自分を信じてその場に委ねようと。

 

プレゼン本番。最初は考えていた言葉を話しますが、次第にこの本への想いが溢れ、

準備していた言葉ではない言葉を話していました。あっという間の3分間。自分の

すべてを出しきった。やりきった。

 

本当なら、この後の結果発表で、自分の名前を呼ばれるのを期待し待つことになり

ますが、もう結果はどっちでもいい。自分のすべてを出しきったのだから、もうそ

れで十分。名前を呼ばれれば嬉しいが、呼ばれなくても、それでいい。真剣に全力

を出して取り組んできたプロセスが何よりの私の財産。このプレゼンで名前を呼ば

れなくてもこのプロセスがあれば次に繋がる。もし、一生出版できなかったとして

も、本に書こうとしている生き方(プロセス)を貫けば、私の人生は十分じゃない

か、と思えました。「人生はプロセス100%」なんだな~という想いが心の底か

ら湧き出てきました。

 

全員がプレゼンを終えた後、各編集者がマイベスト5を発表。

みんな素晴らしい企画とプレゼンばかりで、私の企画内容は「出版は難しい」と言

われていたので、自分の名前が呼ばれることはないと思っていました。

 

すると、なんと私の名前を呼ぶ編集者が2名も。信じられなくて、ただただ驚きま

した。それ以外でも、ベスト5には入りませんでしたが、私の企画に興味を持って

いただいた編集者が2名。ありがたいことに全部で4名の編集者に興味を持ってい

ただくことができました。

 

現時点では、興味を持っていただいただけなので、即出版に繋がるわけではありま

せんが、これから編集者さんと打ち合わせしながら、出版に向けて取り組んでいこ

うと思います。

 

 

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■3 あとがき

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私が通っている『ブックオリティ出版ゼミ』、出版するためのゼミですが、出版を

通じて自分の人生を見つめ直す、それを言葉にしていく、本気で人生が変わる素晴

らしい学びの場です。

 

主催者でありゼミの塾長である高橋朋宏さんの発する言葉は、どれも重く心にズシ

ーンと響いてきます。他のメンターも超一流の方で、出版を目ざしている方には、

超お勧めのゼミです。

https://bookquality.co.jp/

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

 

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