心の成長と幸せのコーチング 田中伸一 アクシスエボリューション Axis evolution

配信日: 2014/05/31

vol.67 矛盾を解決する方法は、やはり人格を育てること (2014.05)

『心がすべてである。あなたは自分が考えたとおりになる』(ブッダ)

 

 

こんにちは。“魂のコーチング”アクシスエボリューション田中伸一です。

 

 

最近は晴天が続き気温も高く、4月になってから植え付けした春夏野菜の収穫も始

まっています。小松菜・ハツカダイコン・ブロッコリー・レタス・ピーマン等など。

出張などで、3~4日振りに農園に行くと、いつもその成長度合いにビックリさせ

られています。

 

 

*****《 メニュー 》**********************

 

■1 矛盾を解決する方法は、やはり人格を育てること

■2 ある飲食店で料理がでてくるのが遅い時に

■3 あとがき

 

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■1 矛盾を解決する方法は、やはり人格を育てること

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ブッダの教えをスリランカ仏教界長老アルボムッレ・スマナサーラ氏が説いた

『原訳「法句経」一日一悟』からのご紹介です。

 

 

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一般的にどんな人でも、子供たちに向かって「よく勉強しなさい」と言います。

では、どうして勉強するのかというと、将来、お金持ちになることや、安定した収

入を得ること、それから名誉を得て名前を残すようなことが、とてもありがたいと

思っているからなのです。それが私たちに人生の目的と言っても過言ではありませ

ん。

 

(中略)

 

しかし問題は、「それで世界はうまくいっているのか」ということです。

知識人がいることはいる、お金持ちの人々もいることはいる、有名人はいくらでも

いる。しかし、そういう人々からも犯罪者が出る。社会の問題はいっこうに解決し

ないまま、どんどん増えていくばかりです。結局、世の中では、三つの目標をめざ

していながら、決してうまくいっていないのです。

 

(中略)

 

愚か者は名誉・財産を得ても、

それは彼のいっさいの道徳を破壊し、

頭(智慧)までも切り落としてしまう。

 

「人格のできていない人が、知識を得よう・財産を得よう・名誉を得ようとしても、

そこでその人は激しく自分の道徳を破壊してしまう。同時に智慧も、自分の人格的

な将来も全部つぶして壊してしまう」

 

「自分で自分の頭を切断してしまうような道である」という大変激しい文学的な表

現になっていますが、ここで言いたいのは「すべてを失う」とう意味です。注釈書

には、頭(ムッダ)とは智慧のことだと書いてあります。仏教では智慧こそがめざ

す目的だと言っていますから、それがなくなってしまうと、もうすべてを失ったこ

とになるのです。

 

仏教では、別に財産や名誉をめざすべきものだとは説いていません。それは欲しい

人が、勝手にがんばって手に入れればよいだけのことです。では人間の理想として

めざすべきものは何か。それは智慧です。これこそが唯一の価値あるもので、智慧

がなくなってしまうならば生きていてもなんの意味もないのです。この偈で言って

いるのは、たんなる競争原理で知識を使う限り、結局、智慧が生まれる土台さえも

なくなってしまうということなのです。

 

世の中はだれもが、経済的に豊かになること、知識を得ること、あらゆる賞をとっ

たり記録を作ったりして名誉を得ることが素晴らしい生き方である、これこそが人

生の成功だと一貫して説いています。

 

しかし世の中は競争原理の上に成り立っています。この三つを得るためには、過酷

な競争に打ち勝たねばなりません。成功者とは大勢のライバルをつぶして、激しい

競争を勝ち抜いた人のことです。「勝ち抜いた」ということは、「ライバルをどんど

ん増やしていった」ことになります。だから、自分の成功した位置が高ければ高い

ほど、自分に敵対するライバルの力も、どんどん大きくなってしまいます。

 

(中略)

 

この矛盾を解決する方法は、やはり人格を育てることです。やさしさと思いやりの

気持ちをはぐくむ。自分が得る知識であろうが名誉であろうが財産であろうが、そ

れはみんなのために使おうと努める。仲良くするために、調和のために、共存して

いきるために使おう、という気持ちがあれば、この競争原理はなくなってしまうの

です。

 

その代りに「自分に挑戦する」という道が出てきます。自分自身でどんどん自分の

能力を向上させて、同時にみんなにも協力してあげる。そういう人が支える人々の

上に立ち、さらに上へ上へと進んでいけば、だれからでも感謝されます。その人を

支える人々の輪も大きく広がっていきます。だれかを踏み倒しながら頂点を目指し

ているのではありませんから、敵対する人もいません。そういう成功者ならば、

世の中にいくら増えてもありがたいのです。

 

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人格を育てる。

ここ数年の私のキーワードです。

何かの結果がすぐ出るわけではないので、わかりにくく簡単ではありませんが、

日々そういう気持ちを持ち、自分の内面を振り返る習慣を持ち、少しでも人格を

高めて行こうと思います。

 

 

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■2 ある飲食店で料理がでてくるのが遅い時に

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先日、妻とランチを食べに行った時のこと。

 

サラダ、スープ、パスタ、デザートと順に出てくるお店です。

 

サラダ、スープまでは、特に問題なくタイミングよく出てきたのですが、

スープの後のパスタが出てくるまで、かなり待たされます。

 

妻と「遅いね~」と話しながら、待っていたのですが、

だんだんと「何をやっているんだろう」と少しイライラする気持ちが起こりました。

 

それから、ほどなく「お待たせしました」と店員さんが持ってきたのですが、

その後、自分がなぜイライラする気持ちが起きたのか振り返ってみました。

 

イライラするというは、何かに焦っている。

焦っているというのは、何か早く別のことに取り掛かりたいことがある。

それが、仕事だったり、別のことだったり。

 

ここ最近は、いろいろとやりたいこと、やった方がいいこと、やらなければならな

いことが多く、手つかずにいることが多いと感じている。

 

だから、ただ単に待っている時間をもったいないと感じている。

 

それで、料理が出てくるのが遅いことにイライラの感情を感じた。

(心に余裕がある時には、遅くてもイライラしない)

 

要は、自分の心の問題です。

 

そこで、自分の現状を見直してみると、いくつかやらなくてもいいことを発見。

少しスッキリしました。

 

これも料理が遅く出たお陰です。(*^_^*)

感謝!

 

 

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■3 あとがき

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先日、『青天の霹靂』を観てきました。

 

劇団ひとりさんの初監督作品で、私の好きな柴咲コウさんが出演しているので

観に行ったのですが、予想以上に素晴らしい作品でした。

 

笑いもあり面白い場面も多いのですが、家族愛が描かれた感動作品です。

 

クライマックス近くの病室での大泉洋さんと柴咲コウさんの会話のシーンは、

涙が溢れて止まりませんでした。

 

最近、劇場で見た映画『アナと雪の女王』もいい作品だと思いましたが、

私にとってはそれをも大きく上回る感動がありました。

 

是非、みなさまにも観ていただけたらと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

皆様に、すべての良きことが向かっています!

 

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